こんにちは!
かんプロリモデルLaboです。
住宅のリフォームは、住まいを快適に保つため、また資産価値を維持・向上させるためにも重要な投資です。
しかし、満足のいくリフォームを行うためには、計画的かつ現実的な予算の組み立てが不可欠です。
そこで今回のコラムでは、リフォーム予算の立て方について詳しく解説します。
リフォームを始めるにあたって最初に行うべきことは、
「なぜリフォームをするのか」「どこをどのように改善したいのか」を明確にすることです。
たとえば、
築年数が経って設備が老朽化している
子どもの成長や独立による間取りの見直し
断熱や耐震など性能向上のための工事
バリアフリー対応や介護目的
といった理由に応じて、必要となる工事の内容や範囲は大きく異なります。
すべての要望を一度に叶えるのは予算的に難しい場合が多いため、「優先順位」をつけておくことが重要です。
リフォーム費用の目安は、工事の内容や建物の規模、使用する建材・設備などによって変動します。
以下は一般的な相場感です
(2024年時点の全国平均、当店の平均を参考):
キッチンリフォーム:80〜150万円
浴室リフォーム:90〜150万円
トイレリフォーム:10〜30万円
洗面化粧台リフォーム:10〜30万円
給湯器の交換:15~25万円
エコキュートの交換:45~60万円
外壁塗装:100〜150万円
こうした金額は「目安」であり、工事の仕様や選ぶ製品のグレードによって大きく上下します。
複数社に見積もりを依頼して相場を比較する「相見積もり」が有効です。
リフォーム予算を組む際は、まず自己資金として用意できる額を確認し、
必要に応じて住宅ローンやリフォームローンの利用を検討します。
貯蓄から工事費用を支払う場合、生活費の6か月分以上を残すのが望ましいとされています。
急な出費や収入減に備えるためです。
リフォームローンには以下のような選択肢があります:
無担保型リフォームローン:融資額は50万~500万円程度、金利は2〜5%程度。
住宅ローンに上乗せ:住宅ローンを借りている金融機関で増額融資を受ける方法。金利が低く済む可能性がある。
補助金・助成制度の活用:国や自治体による補助金も検討。
金融機関の比較や申請手続きの確認には数週間〜1か月ほどかかるため、早めの情報収集が重要です。
予算組みの中で大きなウェイトを占めるのが、リフォーム会社からの「見積書」です。以下の点に注意しましょう。
明細が細かいか:一式表記ではなく、項目ごとに単価・数量が明示されているか。
追加工事の有無:解体後に構造的な問題が見つかり、追加費用が発生するケースも。契約前に「追加費用の条件」を確認。
工事保証やアフターサービスの内容:工事完了後の不具合に対する保証があるかどうか。
相見積もりの際には、工事内容と仕様を統一し、条件を揃えたうえで比較することが大切です。
リフォームでは、想定外の費用が発生することも少なくありません。
例えば、壁を剥がしてみて初めて発覚する雨漏りや腐食、設備交換時の配管工事などです。
これに備え、予算の10〜20%は予備費として見込んでおくと安心です。
予算の効率的な使い方は、信頼できる業者選びにかかっています。
以下の点を確認しましょう:
建設業許可の有無
リフォーム瑕疵保険への加入
過去の施工事例や口コミ
担当者の説明力・提案力
「安かろう悪かろう」では意味がありません。
価格だけでなく、対応や信頼性も重視して選定することが、
結果的にコストパフォーマンスの高いリフォームにつながります。
リフォーム予算を組み立てる際は、
「目的の明確化」→「相場把握」→「資金計画」→「見積もり精査」→「余裕資金の設定」
というステップを踏むことが重要です。
思い描く理想の住まいを無理なく実現するためにも、計画性と情報収集を大切に、慎重に進めていきましょう。
当店では経験豊富なスタッフがお客様の理想のリフォームのお手伝いをさせていただきます!
お見積もりは無料ですので、是非お気軽にお問い合わせください!