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【コラム】台風シーズンに備える お家の台風対策

2025/08/19(火) NEW

こんにちは!

かんプロリモデルLaboです。

 

毎日暑い日が続いていますが、そろそろ本格的な台風シーズンの到来です。

日本は毎年のように台風の影響を受ける国であり、

特に近年は気候変動の影響で台風の大型化や暴風雨の強度が増していると指摘されています。

住宅における台風対策は、人的被害を防ぐだけでなく、住まいを守り、生活の早期復旧にも直結します。

そこで今回のコラムでは、住宅に求められる台風対策を

「事前の備え」「被害軽減の工夫」「発生時の行動」の観点からまとめました。

 

 

1. 建物外部の点検と補強


屋根の点検

台風時の強風で最も被害が多いのが屋根です。

瓦やスレートの浮き、ズレ、割れは飛散の原因となり、二次的に窓ガラスや隣家を損傷する危険があります。

国土交通省の防災マニュアルでも、屋根材の固定状態を定期的に点検し、釘やビスの緩みを補強することが推奨されています。

 

外壁と開口部

外壁のひび割れやシーリング材の劣化は雨水の浸入を招きます。

特にサイディングの継ぎ目や窓周りは重点的に確認し、劣化があれば補修が必要です。

また、窓ガラスの飛散防止は極めて重要で、養生テープを貼る方法は応急処置にすぎません。

実際には、飛来物対策として「シャッター」や「雨戸」の設置が最も有効です。

近年は後付け可能な耐風シャッターも普及しています。

 

雨樋・排水設備

台風による大雨では排水不良が浸水の原因になります。雨樋の詰まりや破損、

庭の排水口の落ち葉詰まりは定期的に清掃し、スムーズに排水できる状態を確保しておくことが大切です。

 

2. 飛来物対策と庭の整備

強風時には庭やベランダの物が凶器となります。

植木鉢や物干し竿、自転車、ゴミ箱などは事前に屋内へ移動させることが推奨されます。

国土交通省の住宅防災資料によれば、風速30m/sで飛散した物体は窓ガラスを容易に破壊するため、外部に物を残さないことが基本です。

また、大きな樹木は枝折れ対策として剪定を行い、根元のぐらつきがあれば支柱で補強します。

 

3. 浸水・水害対策


土のうや止水板

台風では強風だけでなく豪雨による内水氾濫も大きな脅威です。

住宅地の排水能力を超えると、床下や玄関から浸水するケースが多く報告されています。

国交省や自治体が推奨する方法として、玄関や駐車場前に「土のう」や「簡易止水板」を設置することが挙げられます。

最近は繰り返し使える樹脂製の止水板や、水を吸うと膨張する簡易型土のう袋も普及しています。

 

電気設備の保護

床下浸水の危険がある地域では、分電盤やコンセントの位置を床上1m以上に設置しておくと安全です。

停電に備え、非常用電源やモバイルバッテリーも用意しておくことが推奨されます。

 

4. 窓・ドアの補強

暴風時に最も危険なのはガラスの破損です。

窓が破れると室内に風が吹き込み、屋根が吹き飛ぶ「風圧被害」に発展します。

シャッターや雨戸がない場合は「飛散防止フィルム」を貼ることで一定の効果が期待できます。

厚さ100μm以上のフィルムが推奨され、防犯対策にも兼用できます。

 

玄関ドアや勝手口ドアは強風で開かない、あるいは外から破損する可能性があります。

鍵や蝶番の緩みを確認し、必要に応じて補強金具を取り付けると安心です。

 

5. 家族の安全確保と備蓄

建物の備えと同時に、家族の安全確保も欠かせません。

気象庁は台風接近時、避難情報の確認と早めの避難行動を呼びかけています。

 

備蓄品

停電や断水に備え、最低3日分、可能であれば1週間分の水・食料・生活必需品を用意しておくことが推奨されています。

懐中電灯、乾電池、簡易トイレ、携帯ラジオも必須です。

 

避難経路の確認

自治体が公開する「ハザードマップ」で自宅の浸水リスクを確認し、避難所や避難経路を家族全員で共有しておくことが重要です。

特に高齢者や子どもがいる家庭では、前日までに避難を開始する「事前避難」が安全とされています。

 

6. 保険と復旧の備え

住宅の火災保険や地震保険には、台風や暴風による損害を補償する「風災補償」が含まれることが多いです。

ただし、契約内容によっては適用範囲が異なるため、事前に確認が必要です。

被害発生時には、修理前に写真を撮影し、保険会社へ速やかに連絡することが推奨されています。

 

まとめ

台風は毎年のように発生し、日本の住宅に大きな被害をもたらしています。

被害を最小限に抑えるためには、以下の点が特に重要です。

 

・屋根・外壁・窓の点検と補強

・飛来物をなくすための庭やベランダの整理

・浸水対策としての土のうや止水板の準備

・窓ガラスの飛散防止とシャッターの設置

・備蓄品と避難計画の事前準備

・保険内容の確認と被害時の記録

 

住宅の台風対策は「特別なこと」ではなく「日常の延長」として継続的に点検・準備することが、住まいと家族を守る最善の方法です。

 

当店でも台風対策のご相談、お見積もりを承っておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。

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