こんにちは!
かんプロリモデルLaboです。
当店では9月にショールームのリニューアルを行い、新たに空間リフォームコーナーを設けました。
住宅の空間リフォームは、老朽化対策だけでなく、ライフスタイルや家族構成の変化に合わせて住環境を最適化する手段として注目されています。
国土交通省「住宅市場動向調査」によると、リフォーム実施者の約60%が「住みやすさの向上」を目的としており、
単なる修繕ではなく“空間の再設計”が主流になりつつあります。
そこで今回のコラムでは、快適で機能的な空間づくりのおすすめリフォームをご紹介いたします。
近年最も人気が高いのが、キッチン・ダイニング・リビングを一体化するリフォームです。
従来の壁や間仕切りを撤去して広々とした空間を生み出すことで、
家族のコミュニケーションが取りやすくなり、採光や風通しも改善されます。
リフォーム産業新聞社の調査では、LDK一体化リフォームを行った家庭の満足度は90%を超えており、
視覚的な開放感と生活動線の向上が高く評価されています。
限られた空間を有効に使うためには、収納の最適化が欠かせません。
壁面収納、造作棚、床下収納などをプランニング段階で設けることで、生活空間のゆとりを確保できます。
特に最近では、「可動間仕切り収納」や「壁面収納ユニット」が人気で、
リビング・寝室・玄関などの多用途活用が可能です。
住宅性能評価・表示協会による調査では、収納改善後に「居住満足度が向上した」と回答した人が約8割に上っています。
見せない収納によって、生活感を抑えたスタイリッシュな空間が実現できます。
テレワークの普及により、自宅での仕事環境を整えるリフォーム需要が急増しています。
推奨されるのは、防音性と集中力を高める独立型ワークスペースの設置です。
遮音性能を持つ石膏ボードや二重サッシ、調光機能付き照明を導入することで、快適な作業環境を整えられます。
空間の質を高める上で重要なのが、断熱性能の向上です。
壁・天井・床の断熱材改修や、樹脂サッシ・Low-E複層ガラスの導入によって、冬の暖房効率と夏の冷房効率を大きく改善できます。
環境省によるデータでは、断熱改修によって光熱費が平均で年間約25,000~40,000円削減できるとされています。
また、結露の抑制やヒートショックの防止にも効果があり、健康面でもメリットがあります。
当店でも多くのお客様に内窓リフォームをしていただいております。
将来を見据えた住宅リフォームとして注目されているのが、段差解消・手すり設置・引き戸化などのバリアフリー化です。
厚生労働省の調査によると、高齢者の家庭内事故の約7割が「転倒・転落」であり、その多くが段差や浴室で発生しています。
床の段差をなくし、滑りにくい床材へ変更、ドアを引き戸にすることで安全性が格段に向上します。
空間リフォームでは、照明と内装カラーの計画も重要です。
照度や色温度を適切に設計することで、空間の印象や心理的な快適度が変化します。
リビングには温かみのある電球色、書斎やキッチンには昼白色がおすすめです。
また、間接照明を取り入れることで、空間に奥行きと高級感を演出できます。
内装カラーは、床・壁・天井の明度バランスがポイント。
日本インテリア協会による基準では、床を濃色・壁を中間色・天井を淡色にすると、最も落ち着いた印象を与えるとされています。
住まいは“暮らしを支える器”であり、リフォームによってその価値を何倍にも高めることができます。
限られた面積を最大限に活かし、心地よく安全な空間を実現することこそが、
これからの空間リフォームの本質といえるでしょう。
当店では経験豊富なスタッフがお客様の素敵な住環境空間造りのお手伝いをさせていただきます!
是非一度お気軽にショールームにお越しください!
お問い合わせお待ちしております!